夏目友人帳という漫画を読んでみて

HOME > 夏目友人帳という漫画を読んでみて

夏目友人帳という漫画を読んでみて

夏目友人帳あらすじ


幼い頃から妖怪が見えるため に悩まされてきた少年が、妖怪たちの名前が刻まれた夏目友人帳を手にし、用心棒だというニャンコ先生と共にするようになる。これまで妖怪に悩まされてきた 主人公だが、友人帳に書かれた名前を解放するにつれて、妖怪たちの人間への思慕や、彼らの世界を知る。そして以前は妖怪に阻害されてできなかった人との絆 や友情を築いていく。

夏目友人帳おすすめのポイント


この作品で描かれる妖怪たち は、ほとんどが妖怪であれど人情味に満ちていて、豊かな感情を持っていることが多い。人間に対して理由なく害することはあまりなく、大概背後には妖怪たち の切ないエピソードが隠されていて、あまりの切なさに涙が溢れることも多い。これは心の機微に敏い、優しい人が書いた漫画だと思えるような作品だと思う。
妖怪たちのせいでうまく人間関係を作れることのできなかった主人公が、同じように人間社会に馴染めなかった祖母の遺品によって、妖怪たちの世界を知るだけ でなく、人間との絆も作れるようになるというストーリー展開がまず良くて、違う道を通る2人を比べてしまう。友人帳に書かれた妖怪たちの名前を解放して行 くことで、破天荒だが孤独だった祖母の痕跡を辿り、その心情を理解する過程がエピソードによく現れているせいだろう。主人公は祖母とは違い、親友や仲間を 作って、進路や成長に悩んだりしつつも世界を広げて行く。その姿はまっすぐで懸命で、応援したくなる気持ちに駆られてしまう。また、時として妖怪たちは人 と心を通わせられることに懸命になり、たとえ自分の身が朽ちたとしても、人に焦がれることをやめようとしない。時間の流れの違う人と妖怪の刹那的なつなが りが感動できる漫画だと思う。

PAGE TOP